行政書士試験受験生 愛知県のMさん

かなり長くなりますが、以下に「20年度行政書士試験受験中の私の心理状態」を紹介させていただきます。
「こんなんで受かるのか」とあきれられてしまうかも知れませんが、よかったご覧になってください。
あくまで私の感想ですが、20年度行政書士試験は、長めの択一式問題は肢5が正解になることが多かったです。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆20年度行政書士試験受験中の私の心理状態◆◆◆◆◆◆◆◆◆

前年度の行政書士試験では、素直に1ページ目から解答していって、完全に時間配分を間違えて、焦りから集中力が散漫、しかも最後の文章理解3問がけっこう長文問題、結局文章理解を3問全部落とすという悲しい結果を踏まえて、20年度行政書士試験は最初に問58から始める。
うっ、けっこう長文・・ しかも内容がよくわからん・・( ̄〜 ̄;)??行政書士試験開始直後から焦りだす。( ̄_ ̄|||)

まず選択肢を一通り読むも、全然頭に入らない。問題文を読んでも、なぜか頭に入らない。
何度か問題文を読むがなかなか理解できない。( ̄□ ̄;)ガーン   どうした?俺!

それでも何度も何度も読んで、何とか「ア」と「イ」を消去して、解答を二つに絞った。
時計を見るとすでに10分経過。ぬぉ〜!焦りがマックスに達する。Σ(´Д`;) 

こりゃまずい、ってことで、解答を二つに絞って結論を出さないまま、問1に行く。もう時間配分も効率も無茶苦茶。( ̄− ̄)

問1
「1」から順番に読んでいき、「2」は問題文の内容がよく理解できないまま「5」まで全て読む。「5」は明らかな間違い。「5」から読めば、10秒で解答できた問題。

問2
「エ」と「オ」で少し考えるも、解答は「5」で決定。

問3
パターナリズム。たしか、突破塾通信講座のテキストで触れていたような・・。文章理解のような問題。まだ動揺がおさまらない私には超難問に見えてきて、とりあえずスルー。後に、行政書士試験終了の少し前に「3」を選択。

問4
「3」が明らかな間違い。「3」で決定。なのに、「4」「5」も確認してしまう。この時点でまだ、時間の節約に思考が向いていない。

問5
こんな短い問題でまた悩む。裁判所が義務付けの命令を出せば、行政権の行使になるのでは?ということで、「5」を選択。

問6
問題文がよく理解できないが、要するに合憲か違憲かって問題。「1」「2」「4」は国民による選挙ではないので、明らかな間違い。「3」と「5」で悩むが、「3」を選択。

問7
「1」「4」「5」は間違い。「2」と「3」も間違いに思える。妥当なものがない・・。結局、「3」を選択。(受容の意味を取違えて、判断ミス。)

問8
「3」「5」で悩むが、「3」を選択。

問9
「イ」で迷うも、消去法で「4」を選択。

問10
「1」から読んで、「5」が明らかな間違い。ここも「5」から読めば10秒で解答できた問題。

問11
「エ」だけが正しいような気がする。「4」を選択。

問12
「5」が明らかな間違い。ここも「5」から読めば10秒で解答できた問題。この時点で「5」から読めば時間が短縮できた問題が3問。
でも、やはり焦っていたので、「5」から読もうという方向に思考が向かず。

問13
自信はないが「ア」と「イ」が正しいような気がする。「3」を選択。

問14
「1」が正しいような気がするも、自信がないので、肢5まで目を通す。「1」に決定。

問15
肢5を選択。また「5」か・・。なんか「5」の割合がやたら多いような気がする。

問16
「5」を選択。やっぱり「5」が多いな。

問17
「再入国の申請許可申請に対する不許可処分・・・出国すれば利益を失う」なんかの問題集でやった。「5」を読まず、自信を持って「4」を選択。
この時点で、行政書士試験問題を全て読んでいたら時間が足りなくなる、と気づく。

問18
「1」と「4」が間違いであることはわかるが、「3」と「4」は全くわからない。勘で「5」を選択。

問19
「1」「3」「4」は間違い。「2」か「5」で迷い、結局「5」を選択。この時点で行政書士試験開始後、約1時間。少しペースを上げないと・・。

問20
この問題は難しかった。たぶん「3」、ってことで「3」を選択。

問21
苦手科目である地方自治法に突入。全部読んで、たぶん「2」が正しい。「2」を選択。

問22
ダメだ。全くわからない。「4」を選択。

問23
おっ!確か、学校の施設の使用許可は拒否できたような・・。もうこれでいい。残りの問題を読まずに「2」を選択。

問24
全くわからず、勘で「4」を選択。

問25
「4」と「5」は明らかな間違い。少し悩んで「3」を選択。

問26
どれも間違いではないような気がする。勘で「1」を選択。

問27
得意?な民法に突入。「ア」「エ」は正しい。「ウ」は自信がないが、選択肢から「ア」「エ」の含まれたものを消去すると「5」しか残らなかったので、
「5」に決定。民法は行政書士試験の科目の中で一番難関と言われているだけあって、やはり解答までに費やす時間は一番多くなる。

問28
「3」まで読んで「3」が明らかな正解。「4」「5」を読まず、「3」に決定。

問29
問題がややこしい。消去法で「3」を選択。

問30
「ア」「イ」「ウ」と読んで、全て正しいような・・。だけど、選択肢に「ア・イ・ウ」がない。「エ」「オ」も読んでみる。「オ」が正しい。「1」に決定。

問31
「2」を誤りと判断して、「3」以降を読まずに「2」を選択。(「5」まで全部読めば正解できたと思われる問題。判断ミス。)

問32
「1」「2」「5」を正しいと判断し、迷った末「4」を選択。(「1」の問題文の履行遅滞という文言が完全に視界から消えていた。焦りからか。)

問33
「ア」明らかな間違い。
「イ」間違いだと思うが、自信がない。
「ウ」基本問題。明らかに正しい。
「エ」これも基本問題。正しい。
正しいものは「ウ」と「エ」なので、「オ」を読まず、「4」に決定。

問34
こういう数字がたくさん出てくる問題は頭の中で整理するのに時間がかかる。
「ア」Aの自動債権は弁済期にが到来しているので、正しい。
「イ」不法行為債権を受動債権とする相殺はできないので、誤り。
この時点で、「ア」のみとする選択肢がないので、「ア」「ウ」が妥当とする、「2」に決定。

問35
「ア」「イ」を読んでどちらも正しいと判断。
「ウ」以降を読むも、「エ」は明らかな間違いだとわかるが、
「ウ」と「エ」は判断がつかない。
結局、「ウ」と「エ」の組み合わせである「4」を選択。

問36
またまた不得意科目の商法・会社法。この時点で、行政書士試験開始ご約1時間40〜50分。やばい・・。
問題文を流し読みして、歯が立たたなさそうと判断。やけくそで「2」を選択。

ここで、問37〜問40を飛ばして、記述式へ。

問44
おー!法改正と完全予想模試(成美堂出版)の問題が的中してる。「Y県を被告として拒否処分の取消し及び設置許可の義務付けを求める訴訟を提起すべきである。」
2分くらいで解答できた。満点に近いのでは・・。

問45
「賃借人の行為に賃貸人との信頼関係を壊す意思があった等の特段の事情がない場合」これも2.3分で解答。5点くらいにはなるでしょ。

問46
う〜ん、二重譲渡ではないので、確定日付は不要だったような気がする・・。と思いながら、
「譲渡人から債務者への通知又は債務者から譲渡人か譲受人への承諾が必要である。」
と記述。

ここで多肢選択式に戻る

問41
オウムの解散命令の判例。「イ」「ウ」「エ」はそれほど悩まずに答えが出るも、「ア」で悩む。結局「ア」には「16」を選択。

問42
簡単な問題。にもかかわらず、「ア」だけが見つからない。「ア」だけを残して次の問題へ。(行政書士試験終了間際に「15」を選択)
後で見直して「18」の「特別な犠牲」が入ることが明らか。完全に焦りによる見落とし。

問43
「ア」「イ」「ウ」はそれほど悩まず答えがでるも、「エ」がよくわからない。選択肢を一覧し「19」を選択。

ここで記述式を軽く確認する。

問46
45文字のマス目に対して解答が37文字。文字数が余りすぎてる・・それで、魔がさして、
「譲渡人から債務者への通知又は債務者から譲渡人か譲受人への承諾が必要である(要確定日付)」
と(要確定日付)なんて余計なことを追記してしまう。

残り時間約50分で、一般知識へ。

問47
「1」法律家コークなんて知らない。
「2」おー、これはわかる。「社会契約説を否定した」が間違い。
「3」以降を読まず、「2」に決定。

問48
「ア」よくわからない。
「イ」民間企業で用いられてきたことはわかるが、行政機関で用いられてきたかどうかがわからない。
「ウ」これは間違いだと思う。
「エ」前半はよくわからないが、後半は正しい。
「オ」機会は減っても全くなくなったとは考えにくい。
「イ」も「オ」も行政機関で稟議書が用いられてきたことが前提の文章なので、
行政機関では稟議書が用いられてきたと推測。結局、正しいような気がする「イ」と「エ」を含む「3」を選択。

問49
だめだ、記憶が曖昧すぎて答えが見つからない。少し悩んだ末に「2」を選択。

問50
全くわからない問題。「オ」だけが正しくて、他が全部間違いのような気がする。と思いながら、妥当なものが二つとする「2」を選択。

問51
自信はないが、たぶん「ア」と「イ」が正しい。「1」を選択。

問52
問題文からから推測して、「イ」「ウ」「エ」には「発生抑制」「再使用」「再生利用」と入りそう。たぶん「2」か「4」。少し悩んで「4」を選択。

問53
行政機関個人情報保護法は、けっこう念入りに勉強した分野なのに、悲しいことに個数問題。
「ア」正しい、はず。
「イ」独立行政法人も含むので間違い。
「ウ」正しい。
「エ」正しい、はず。
「オ」正しい、はず。
「3」を選択。

問54
「1」間違い。
「2」たぶん、間違い。
「3」間違い。
「4」わからない。
「5」これもたぶん間違い。
と判断するも、なぜか「2」を選択。

問55
「1」義務付けるわけではないはずなので、間違い。
「2」正誤の判断つかず。
「3」う〜ん、正しいような気がする。
「4」おー!問題集でやった。これ正しい。「4」で決定。

問56
「ア」正しい。
「イ」正しい、はず。
「ウ」わからない。
「エ」わからない。
「オ」正しい、ような気がする。
結局、「1」を選択。

問57
「1」正しい。
「2」正しい。
「3」正しい。
「4」正しい。
「5」正誤の判断つかず。
「1」〜「4」は正しいので、「5」を選択。

問58
やりっぱなしで残してあった文章理解。一番最初に「ア」と「イ」を消去した状態から、また問題文を読み直す。たぶん「ウ」は正しい。
「ウ」を含んで「ア」と「イ」を含まないのは「4」だけなので、「4」を選択。

問59
また長文で気が滅入る。まず、選択肢の方から一読する。だめだ、頭に入らない。なんとか問題文と選択肢を見比べながら、
「A」に対応するのが「エ」と判断。「B」への対応を確認する時間がなく、「4」を選択。

問60
やっぱり長文で、もう考える気力があまり残っていない。一読して、「ア」にも「イ」にも「シゼン」が入ると判断して、「1」を選択。

ここで、途中で飛ばした問37〜問40へ。

問37
「ア」確か、正しい、はず・・。
「イ」代表取締役ではなく監査役だったような気がする。たぶん、誤り。
「ウ」訴訟を提起するのは、確か監査役のはず。少し自信をもって正しい。
「エ」わからない。
「オ」たぶん、正しい。
「ア」「オ」の組み合わせである「2」を選択。

問38
「ア」と「エ」は正しい。と判断したにもかかわらず、「エ」を含む「3」を選択。完全なミス。

問39
少し集中力も落ちてきた。長文が辛い・・。
「ア」には「社債」が入るはずなので、「2」と「4」を消去。
「イ」には「議決権のない株式」が入るはずなので、「4」を消去。
「エ」には「自己株式」が入るような気がする。
「キ」はわからない。「エ」の「自己株式」を信じて「3」に決定。

問40
もう時間がない。問題も読まず、「2」を選択。

残り5分でマークシートを慎重に塗りつぶして、判断のつかなかった問題も適当に塗りつぶし、少し余った時間は何もせず行政書士試験終了。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆20年度行政書士試験受験中の私の心理状態(終)◆◆◆◆◆◆◆◆◆

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