平成20年度行政書士試験合格者 ちゃ〜り〜様(長野県)

 私はこの度、平成20年度の行政書士試験に1回目の受験で合格することができました。
 参考になるかどうかは分かりませんが、合格までの経緯を記させて頂きます。

〈行政書士試験挑戦の経緯〉
 私が行政書士試験に挑戦することを決意したのは大学入学直後の2007年4月でした。高校時代まで全くと言っていいほど勉強をしなかった私は、「周囲がほとんど進学したから」という理由だけで大学に進学したので、入試が終わっても家でゴロゴロしてばかりの生活を続けていました。(ちなみに、高校時代の成績は本当に悲惨なもので、恥ずかしながらテストで0点をとった事すらあります。)
 そんな私が、真剣に法律を学ぼうと決意したのは、とある司法書士の先生のお話がきっかけでした。内容は割愛しますが、その時「法律で人を助ける仕事がしたい」と本気で思いました。
 その頃はまだ大学入学までに時間があったので、とりあえず宅地建物取引主任者試験の勉強から始めたのですが、結果的に、宅建試験を通して身につけた勉強法が行政書士試験でも活かされたので、この選択をして良かったと思っています。
 4月に大学が始まり、本格的に勉強をしようと考えた私は、まず、司法書士試験よりも比較的合格しやすいということで宅建試験と並行して行政書士試験に挑戦してみることにしました。

〈突破塾との出会い〉
 受験を決意し、近所の本屋でテキストを探してみたのですが、当時の私には内容が難解すぎて独学は断念せざるをえませんでした。都会のように近くに資格予備校も無く、残る選択肢は通信講座だけだったのですが、インターネットで色々と調べているうちに突破塾のサイトに辿り着き、掲示板での受講生ととっぱ先生のやりとりや受講料の安さを見て「ここにしよう」と決意しました。

〈行政書士試験本番までの記録〉
・2007年4月〜 先ほども述べたように、私は大学に入るまでほとんど勉強をした事が無かったので、勉強の仕方というものが全く分かりませんでした。とりあえず届いたCDを聞いて、重要だと思われるところにマークをしていたのですが、同時に行政書士試験の過去問を解くという事をしていなかったので、講義が進むにつれてどんどん学んだことを忘れていきました。そんな状況に嫌気が差し、とりあえず試験日の近かった宅建試験に専念して、同時に勉強方法を見直す事にしたのですが、例え自分なりの勉強方法を確立できたとしても、2007年の行政書士試験には間に合いそうになかったので、その年の受験は断念しました。

・2007年8月〜 宅建試験に専念することにした私は、過去問の問題と解説を一肢ずつ読むという作業を始めました。同時にテキストの該当箇所をチェックをした方が良かったのかもしれませんが、結構時間がかかりそうだったので、その分回数を増やそうと思い、とにかく過去問を読み込みました。すると、一回目は過去問集を一通りやるのに何週間もかかっていたのに、回数を重ねるにつれて即答できる問題が増え、どんどん時間が短縮されていったのです。その時に、「これならいける。」と思ったのを今でも良く覚えています。
 さらに、「全範囲を短時間で何度も復習するのが効果的なのでは?」と考え、宅建全範囲の重要事項がまとまった小型のテキストを購入しました。そして、そのテキストの中に情報を一元化し、自分が苦手な分野や暗記事項のページに付箋を貼り、直前期に何度も見直しました。(この方法の応用が、行政書士試験でも結構な威力を発揮しました。)
 10月某日、宅建試験本番。受験会場が自分の通っている大学だというのもあって、あまり緊張はしませんでした。自己採点の結果、合格を確信した時はかつてないほどの喜びを感じました。

・2007年11月〜 宅建試験が終わり、いよいよ行政書士試験に向けて本格的に勉強を開始しました。当時は親戚の家から大学に通っており、車での通学に40分ほどかかっていたので、車中で突破塾の講義CDを2倍速にして聴いていたのですが、これを毎日繰り返すことによって、自然と講義内容が頭の中に刷り込まれていき、最終的にはとっぱ先生がギャグをおっしゃる箇所まで完璧に覚えていました。これは様々な事に共通すると思いますが、すぐには分からなかったり覚えられなくてもとにかく地道に繰り返す事が重要です。私も当初は行政法に苦手意識を持っていたのですが、毎日CDを聴いているうちに全体像や流れが掴めてきて、最終的には得意科目にすることができました。
 通学時間を使って効率良くインプットができたので、それ以外の勉強時間はほとんど問題演習にあてました。「近年の行政書士試験は過去問だけでは難しい」という事を聞いてはいましたが、やはりまずは過去問をマスターしてから他の問題集を使うべきだと考え、肢別の過去問集を購入し、学校の休憩時間や風呂の中などスキマ時間も使って、とにかく毎日一問でも多く問題を解きました。(ただ、過去問は確かに大切ですが、行政書士試験に合格するための最低条件だと考えて、早いうちに一通り終わらせるべきだと思います。)
 行政書士試験の過去問をある程度繰り返した後は、公務員試験の過去問集(LECウォーク問 憲法・民法・行政法)と司法書士試験の過去問集(LEC合格ゾーン民法)を使いました。私は将来司法書士を目指しており、民法ゼミにも所属していたので、民法だけはかなり細かいところまで勉強しましたが、行政書士試験合格だけを目標とするならちょっとやりすぎたと思います。しかし、行政書士試験本番の民法では択一式満点・記述式もおそらく満点だったので、時間に余裕があって民法の好きな方にはおススメです。

・2008年9月〜 この時期になると、書店で各予備校や出版社による模試が市販されています。私は、金銭的な問題もあって通学や通信で予備校の模試を受けるという事はしませんでしたが、市販されている模試はほぼ全て購入しました。実際に解いてみると、細かい知識や思考力を問うような問題も多く、かなり焦りましたが、自分の力不足を実感しておくことで良いラストスパートをかけることができたので、予備校に通わない方でも一度は模試を解いてみるのがオススメです。また、一般知識対策としても模試は有用だと思います。

・2008年10月〜 行政書士試験一か月前くらいになると、一日一冊のペースで突破塾のテキストを通読しました。その時に、細かい知識が結構抜けていたので、忘れていた部分にマークをしておき、休日にその部分を一気に復習するという作業を行いました。このサイクルを何週間か繰り返すことによって、徐々に細かい知識が定着してきます。前述しましたが、長期間かけて全体を一周するより、短期間で何度も回す方が私の場合は効果的だと感じました。
 また、行政書士試験直前期はとにかく何かしら勉強していないと不安だったので、寝る前に講義CDを聴きなおしたりもしていました。

・試験当日 行政書士試験当日は、知り合いに会場までの運転をお願いして、車中でひたすら重要事項の復習をしていました。会場には早めに着き、昼食もそこそこに引き続き復習をしたのですが、結果的に最後に見直していたところから何問か出題されていたのでラッキーでした。良く言われる事ですが、とにかく最後まで諦めてはいけないと実感しました。
 行政書士試験開始と同時に記述の問題を見たところ、思ったより基礎的な問題だったので、先に記述問題から解答しました。問題を解く順序は人それぞれだと思いますが、配点の大きい記述問題が解けると精神的にも少し落ち着くと思います。私の場合は、模試の段階から「記述と多肢選択式の問題に目を通して、すぐに解けそうなものは先に解いてから択一に移る」という順序でした。
 試験中は緊張もあって時間があっという間に過ぎていきましたが、何とか全ての問題に解答し、見直しまですることができました。
 そして、帰りの車の中では、「無事に試験を受けることができ、力を出し切れた。」という清々しさと、「落ちていたらもう1年か。」という不安が入り混じった不思議な気分になりました。解答速報を見て、何とか合格できそうだと分かった後も、合格発表まではとにかく不安で仕方なかったのですが、結果的には択一・多肢選択式170点+記述式50点の合計220点で無事行政書士試験に合格することができました。

〈学生の方へ〉
 行政書士試験に挑戦される学生の方は多いと思いますが、個人的には働きながらよりも比較的時間のある学生時代に挑戦する事をおススメします。特に私のように大学で法学を学んでいる方にとっては、学部試験対策が行政書士試験の対策にもなり、行政書士試験の対策が学部試験対策にもなるので一石二鳥です。過去問を見て頂ければ分かるように、ここ数年で行政書士試験の問題の質は明らかに変化しています。学者の先生の本を読むのはやりすぎだと思われるかもしれませんが、大学で法学を学んでいるのであれば、どうせ学部試験の為に読むことになるはずです。そこで学んだ事は行政書士試験合格の為にも役立つと思いますし、「ここまでしっかりやったんだ」という自信につながります。
 また、私は学部試験の勉強をする際に、突破塾のテキストを使っていました。学者の先生の本はどうしても細かすぎる事まで書いてあったり、難解だったりしますが、突破塾のテキストを併用することによって重要なポイントを絞り込む事ができ、効率良く学習できました。

〈六法について〉
 私の場合は、大学の講義で六法を使用していたので、当然のように行政書士試験の勉強をする時にも六法を使っていました。憲法や行政法については、条文数もさほど多くないので何度か素読をしたのですが、一通り学習をした後の素読は効果的だと思います。条文ごとに理解すべきポイントが自然と頭に浮かぶようになれば、一気に復習ができ、学習の成果を実感することもできるからです。
 また、記述式対策として、民法と行政法の条文で記述問題のキーワードとなりそうなところにマークをするという作業も行いました。その際に、記述式問題集(突破塾のものだけでなく市販のものも含む)や模試の問題を参考にしました。

〈一般知識対策〉
 行政書士試験合格の為に、避けて通れないのが一般知識対策ですが、特に文章理解の問題は何としても全問正解したいところです。私は昔から勉強ができなかったにも関わらず、何故か国語だけは得意で、行政書士試験本番でも文章理解の問題は全問正解でした。特別な対策はしませんでしたが、レベルとしては大学入試センター試験の現代文の問題とさほど変わらなかったような気がします。
 一般知識の問題(文章理解以外)は知らなければ解けないと思われがちですが、実はある程度の国語力と常識があれば選択肢を絞り込める場合も多いです。そういう意味でも国語力の養成は重要だと思います。
 それから、気休め程度ですが、突破塾のテキスト以外に公務員試験対策用の「速攻の時事」という本を使いました。行政書士試験対策として役に立ったかどうかは微妙ですが、読み物として興味深かったです。

〈最後に〉
 行政書士試験はそれなりの努力をすれば私のような初学者でも1回で合格できる試験です。多少は犠牲にしなければならない事もありましたが、「あんな落ちこぼれだった自分でも努力すればできるんだ。」という自信が持てましたし、勉強を習慣にすることができました。突破塾の通信講座と自分を信じてとにかく最後まで諦めずに努力を続けた事、そして何より突破塾に出会えた事が最大の勝因だと思っています。
 長文でしたが、最後までお読み頂きありがとうございました。

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