行政書士試験突破塾

令和5年度行政書士試験合格者
受験番号2120310
H・S 様(埼玉県)

【受験の動機】
 元々は法律の勉強のペースメーカーとして、資格試験を活用しようと思っていたのですが、法律学習を進めていくなかで、行政書士という仕事や働き方そのものに魅力を感じるようになり、本格的に受験を志しました。

【突破塾を選んだ理由】
 通信教材を用いた自宅学習だけで考えていたのですが、その範囲でいくつか見た予備校や有料講座と比較して、突破塾のサイトは古き良きHPという感じで、その雰囲気が正統派、硬派な感じがして逆に魅力を感じました。また、教材や講座の説明内容が首尾一貫していて、きちんとしたロジックに基づいて講座を作っていると感じられたのも大きな理由です。

【各時期の学習】
 1回目は行政法と民法の講座を受講し、憲法は市販の概説書を読んで独学していました。行政法と民法は講座をなんとか聞き終え、過去問を一周できましたが、商法、地方自治法には全く手が回らず、そのまま試験本番を迎え、結果174点で不合格でした。
 2回目は、商法基礎法学と地方自治法も購入し、冬から春までに民法と行政法を聴いた後に過去問、夏は地方自治法と商法基礎法学を1回終わらせて、9月からは復習&過去問、10月はひたすら全教科の復習&過去問の毎日でした。一般知識は特に講座を購入せず、新聞をコツコツ読んで時事ネタを追いかけることをしていました。
 なお、憲法についても、過去問がほぼ解けたことと、1回目の受験で満点を取れたので、「なんとかなるだろう」と甘く見て講座を購入しませんでした(実はこれが大きな間違いでしたが)。

【勉強法(突破塾講座活用法)】
 上でも書きましたが、基本的には講座を繰り返し聴き、読み、過去問を解くという流れで取り組みました。購入した各講座を一周した後は、基本的には移動中→繰り返し講義を聴く、仕事の休憩中→問題をコツコツ解く、休日→問題を解きながら間違えた部分をテキストに戻って復習する、というような形で進めていました。
 また、折に触れて六法を引いて条文を読むようにしました。行政法関係の条文は、何度も目を通していたおかげか、本番で選択肢の違和感(こんな条文あったかな?)に気づくきっかけになってくれたりして助かりました。
 ちなみに直前期には記述式対策も慌ててしましたが、突破塾の教材を使って実際に書いてみる→解答例を見て、何が違うのかをチェックし、解答例をノートに書き写す、という作業を一周だけやって当日になってしまいましたので、もう少し時間をとりたかったなあというのが正直な気持ちでした。

【他に使用した教材】
 市販の過去問題集、肢別問題集、市販の予想模試を買って使用しました。
 予想模試は、点数がどれだけ取れるのかどうしても気になって、直前期に手を出してしまいましたが、正直、点数に一喜一憂してしまったので、変にやりすぎるのもやはり良くないかなあと感じました。

【心がけたこと】
 どんなに忙しくても、ほんの数ページ、数分でもいいから勉強するようにしました。本当に何もやる気が起きない時は、新聞を読んで「一般知識の勉強だ」と言い聞かせていました。(新聞を読むのは好きなので)

【試験当日のエピソード】
 1回目の試験本番時、長時間座っていてお尻が痛くなってしまったので、2回目は座布団を持参して行き、許可を得て使用しました。結果、お尻の痛みを気にせず試験に臨めました。会場にもよるかと思いますが、イスが硬い会場ですとなかなかしんどくなってくるので、何か座布団のようなものがあると良いかもしれません。(実際に使用する場合は、試験監督の方に許可を取ると良いと思います)

【試験結果】
 択一で168点、記述で20点の188点で合格でした。出来るだろうとたかを括っていた憲法がほとんどできず、自己採点時に絶望しましたが(やはりきちんと講座を受講しておくべきだった!)、行政法、民法、商法とそれなりに得点でき、講座をひととおり消化した分野については、仮に未知の問題でも、その場の類推、思考でもある程度解けるようになっていました。また、一般知識は得意なテーマがたくさん出題されたおかげか、48点取ることができました。記述式は正直付け焼き刃でしたが、直前期にテキストを読み返して覚えていた部分があり、その記憶が残っていてなんとか20点取れて合格ラインを越えることができたので、やはり合否を分ける重要な問題でもあると思います。(1回目の記述式は6点でした!全然できませんでした)本当はもう少しスマートに合格したかったのですが、やはり泥臭く1点1点をもぎ取っていく感じになったのが我ながら面白かったです。

【試験後の感想(お世話になった人へのお礼など)】
 応援してくれた家族だけでなく、突破塾にも大変お世話になりました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。