平成25年度行政書士試験合格者 受験番号5320387
今西 真由美 様(大阪府) 

【受験の動機】
   結婚後に始めたアルバイト・パート勤務で、正社員でないがゆえの冷遇を受け、自分の無力さを思い知らされました。
   珠算や簿記検定に夢中だった学生の頃が懐かしく「自信をつけたい、何か一つ資格でも取得してみよう。」と思い始めました。
   結婚前に、銀行で住宅ローン関係の仕事をしていたことから不動産に興味があり、まずは宅地建物取引主任者を取得。
   弾みがついた私は、次に社会保険労務士か行政書士の取得で、知識の幅を広げたいと考えました。ただ、社会保険労務士は「大卒(当時)または、行政書士資格者であること」という受験資格があり、受験すらできないことに落胆。
   行政書士の試験範囲の中に、宅地建物取引主任者試験同様、民法の科目があることを後に知り「それなら行政書士を取得することで道が開けるはず。」と安易に決心したのが受験のきっかけです。恥ずかしながらその決心は、実に今から20年も前のこと。そう、試験科目に論文800文字が存在していた時代です…。

【各時期の学習】
   仕事で受験すらできない年もありましたが、受験回数は10回くらいでしょうか。くやしさのあまり、不合格通知の大半を処分し正確な受験回数はわかりません。

受験8回位まで
   初年度のみ通学、
   あとはDVDやCD付の通信講座、インターネット講座、書店の本で独学…と一般的に知られている教材の多くを購入。
   今思えば、講義を聴くだけで学習した気分になっていました。
   法令も惨憺たる結果でしたが、一般知識の足切りも度々のこと。
   最高点は154点止まり。100点〜120点台をうろうろする状態が続きました。

合格の1年前(平成24年度)
   前年(平成23年)に伊藤塾のネット講座を受講していたので、それを使って独学。
   伊藤塾オリジナルカードはよくまとまっているのですが、携帯用のため字が小さいのが難点。もちろんそれが理由ではないですが、106点という結果に立ち直れない日々が続きました。

平成25年1月
   あとは、口コミで人気ある大手の学校しか残っていない状況。インターネットで視聴したところ、説明は素晴らしいものの、ハイテンションで高音。「私はこの声に1年間耐える自信はないし、経済的にも厳しいなぁ。」と途方に暮れていました。
   そんなある日、ネット検索中 突破塾 の存在を知ることに…。早速音声サンプルを聴くと、先生の落ち着いた声と、説明の丁寧さにびっくり。(長年ネット検索していたにもかかわらず、見つけ出せなかった、今でも本当に不思議に思います。)
   25年1月初旬「この教材を最後にしよう。」という決意のもと、突破塾に申し込んだ次第です。

〜7月
・憲法→行政法→民法の順に講義CDにて学習。しかし債権の途中で「このままでは講義CDを消化できない」と判断。
保証債務・債権の消滅・親族など自分の苦手な分野の学習を、潔く飛ばすことに。

・憲法の講義CDを聴いていた当初から、行政法の過去問を毎日少しずつ並行して解く。
(唯一好きな科目の行政法。忘れたりして嫌いにならないように。)

   もう自分にはこの試験は無理ではないか…モチベーションを保てなくなっていたこの時期、一つ変化がありました。
   それは突破塾への質問(行政法の「弁済供託」の部分)です。これは過去1回しか出題されておらず、テキストやネットで調べてもわからない。でも過去問集の最初に出てくるから、いつもここで学習が止まってしまう。「出題されないから深入りしないで」くらいの回答と思いきや、民法のどの部分を想起しながら考えるとよいか、事例を挙げての説明だったのです。 「質問すれば絶対にわかるように教えて下さる!くよくよ悩むのはやめよう!」
   もちろん質問する時は、むやみに質問するのではなく、十二分に調べてからでないと失礼ですから、過去問学習は以前より肢ひとつひとつを丁寧に考える癖がつきました。そのため結果として質問はこの1回きりでした。

8月〜10月
・気分転換にと、一般常識の文章理解の講義CDを聴く。
   今までの試験では「たぶんこれだろうな…。」とぼんやり解答しており、得点源にしなければいけないにもかかわらず正解数に波があった分野。
   ところが解法テクニックを聴き、頭の中のもやもやがスーッと消えました。

・会社法→「株式のみ」講義CDにて学習。
・商法→伊藤塾のカードを拡大して暗記。
・地方自治法→過去に作った暗記ノートだけで学習。
・一般知識→「個人情報保護法などの法律分野」と、興味のある「選挙制度・財政・企業会計・社会保障」を講義CDにて学習。
・記述式問題集→迷惑メールに入っていたことに気付いたのは送信されてから1か月後の9月中旬。たくさんあり面喰いましたが、重要度Cランクのものは択一で問われた時の考え方として参考にする程度にしました。
長年かけて少しずつ増えていった手作り暗記ノートの余白には、記述で出題されそうなフレーズを書き込んでいたので、記述だからと気負うことはなかったです。

・行政法→公務員用過去問の基本部分だけ解く。(行政書士過去問の慣れ過ぎを防ぐため)
・民法→過去問を解いてはテキストに戻る、をひたすら繰り返す。

・スマートフォンアプリで「公務員の過去問 憲法(無料)」を見つけました。
   夜、布団に入ってから15分程度見る。(憲法は、行政法・民法より学習にウエイトを置きにくい分、気が付くとすっかり忘れていることが多かったので、このアプリはゲーム感覚で楽しめました。)

11月
・新たなことは何もせず、隙間時間ごとに科目を変え、テキスト(手作りの暗記ノートも挟み込んで一元化)を見るのみ!

【突破講座活用法】
テキストの良い点は、
   色付けもなくシンプル。民法の図も、人の顔など描かれておらず、簡素だからこそ思い出しやすい。
講義CDの良い点は、
   ほぼ全般を網羅。講義中の湧いてくる疑問に、その都度わかりやすい言葉・具体例で説明あり。先生の声は、聴き取りやすい。
個人的に困った点は、
   テキストの余白が少ないこと。講義CDの内容が濃い分、余計に困りました。
   また再生スピードを変えるパソコンソフトの説明あり、試すも長続きせず断念。
   他に方法知らず、選択肢は等倍速しかない状態…。
   さて、これらを踏まえ「内容の濃い通信講座をどう自分のものにしていくか…」    苦肉の策は、とても地味な勉強法でした。

@自分で区切りのよいテーマずつ(3〜4頁くらい)講義CDを何度か聴きながら、メモを取る。(要らなくなった紙などに、大ざっぱに)
Aテキストを白紙のルーズリーフ紙に縮小コピーし、余白を作る。(縮小は90%台)
B再び講義CDを聴きながら、縮小コピーの余白に覚えるべきことを書き込む。 (清書です。書き足したことがわかるよう黒色以外のペンを使用。強調したいところは吹き出しや記号にするなど工夫。)

   一旦停止やリピートを何度も繰り返しながらも食らいつくように聴き、後で見て理解しやすいように頭で整理したあとに書き込む…。
   字を書くことが好きな私は、眠気が起きる前に「聴いては書く」を繰り返したことで、講義CDそのものをこなすスピードはかなり遅いものの、忘れきったあとに再び講義CDを初めから聴くより、知識の定着を感じました。

【他に使用した教材】
・行政書士マスター六法&判例(ダイエックス行政書士試験対策プロジェクト)
・過去問マスターDX1・2(東京法経学院)
・公務員試験過去問新クイックマスター行政法(LEC)

【心がけたこと】
・朝勉20分の継続。
   愛犬の散歩の催促が朝4時。散歩が終わって朝食。そのあと前日の復習などに、この時間をあてました。「朝勉のすすめ、最近話題になっているね」と夫婦で話していたので試しに9月から始めました。主人も最近資格に目覚めたので一緒に。20分間は短すぎず長すぎず集中するには絶妙の時間…今も続いています。

・資格学校の直前期オプション講座等に手を出さない。
   この類の講座に目がくらみ、消化不良の繰り返し、私の長年の反省点です。基本がある程度できている人には有効な講座だと思いますが。今回は模試も潔く受けませんでした。

・講義CDを全部こなせなくても絶対に諦めない。
   科目によっては、長年かけて作り上げた暗記ノートのほうが覚えやすいものも当然あるはず。その場合は暗記ノート優先で、講義CDは補強するための脇役に。
   暗記ノートが完璧と思えば、講義CDも思いっきり飛ばしました。
   ただし、暗記ノートを新たに作る作業は、時間の無駄と割り切り、今回は一切作成せず。

【試験当日】
   「超」がつくほどの寂しがり屋の愛犬の世話を父母にお願いして、夫婦でいざ出発。
   (方向音痴の私のために、毎回主人も受験に付き合ってくれました。)
   車で試験会場近くの有料駐車場まで向かい、車中でおにぎり・大福もち・眠気覚ましドリンクを飲食。これもここ数年、同じ調子。
   試験説明して下さった試験官は昨年の人と同じ人だった。「ちょっと太りはったかも?」なんてくだらないことを考えているわりに、氏名を記入する手が妙に震えた。
   開始の合図と共に、いつも決めている自分流の解き順に従って解くものの、自信もって解いている問題は少なく諦めモード。でも記述は「覚えたところから1問、うろ覚えのものからも1問出てる!」心の中で叫びました。
   最後は、マーク記入漏れがないか10問程度確認したところで終わりの合図。
   手応え有り無しも分からないほどの放心状態…。
   帰りの車中で主人が近道を発見。主人いわく「来年からこの道で来よう!」私、絶句です…!

【試験後の感想】
   結果は、法令112点、記述30点、一般知識44点、合計186点。
   一般知識に助けられた形で、法令で得点できなかったくやしさは残っていますが、とにかく一区切りつくことができました。

   4年前、抗がん剤治療を受ける病気になり、カツラをつけて受験をしたことがあります。
   カツラの中は汗びっしょり、それはそれは苦痛でした。
   当初の受験動機はその頃から変化し、勉強できること受験できることだけでも私の中ではとてもすごいこととなったのです。
   毎回の受験に嫌な顔一つせず付き合ってくれた主人、いつも励まし支えてくれた父母や友人には本当に感謝しています。
   途中、FP試験や文書処理検定などにもチャレンジしたため、更に遠回りをしてしまいました。
   しかし今回取得した行政書士の資格を柱として、社会の役にも立ちたいと思っています。

   突破塾との出会いが私にとって実りのある一年となりました。
   しかしながら私の勉強法は、初学者向けではないと思います。
   私のように何年たっても初級レベルの者が皆さんの力になればと思い、体験記を書きました。
   初学者の方は、突破塾の通信講座で一日も早い時期から丁寧に学習してほしいです。
   民法などは行政書士にかかわらず、知っておいて損はないはず。
   これからも突破塾の通信講座は、バイブルとして私のそばで活躍すること間違いなし!

突破塾の先生、スタッフの皆様に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

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