平成23年度行政書士試験合格者 受験番号532007
川西 真由美 様(大阪府) 

川西 真由美さん

   5回目でようやく合格することができました。私と行政書士試験、思えば長い長い道のりだったと思います。 初めて行政書士という資格を知ったのは24才の頃。かれこれ20年近くも前になります。通信教育の電話案内でした。ちょうどその頃私は留学先のドイツから一時休学して帰国していました。バレリーナになることだけを夢見ていた私は、身体的な問題をかかえたまま、この道を進むことに悩んでいました。金銭的なものもあり、結局はやめることを決めて、でもこの先何をしていけばよいのかと思っていた時でしたので、その教材を申し込んでいました。しかし内容に興味が持てず、いつしか押し入れに直したまま忘れていました。 再度行政書士という言葉に出会ったのは、平成18年の年末頃だったと思います。知り合いが勉強していると聞いて思い出しました。そして行政書士が記帳代行も出来ると知り、その頃経理事務に携わっていたこともあり、再度やってみようと思いユーキャンを申し込みました。そして私の行政書士試験チャレンジが始まりました。 初めての試験は平成19年度で、この年はユーキャンの講座で、2回目は完全に独学で惨敗でした。そして3回目の受験にはネットでも評判になっていた突破塾で勉強しよう!と思い、憲法から順番に申し込みました。これで絶対合格するんだ!!とその時思っていました。そのくらい思い入れが強かったです。

   平成21年度試験に向けて使用した教材
 ○突破塾 全科目、記述式問題集
 ○過去問(H20年度の東京法経出版)
 ○LEC科目別答練(憲法、民法、行政法)
 ○市販の予想模試

   まずCDを聴いてテキストに書き込んでいき、ひとつ科目が終わるとテキストをB6サイズにコピーして表紙もつけて持ち歩き用に作りました。通勤電車は割りと混んでいたのと、テキストにたくさん書き込みをしたかったためです。手帳を処分してしまったので覚えてないのですが、CDは多い科目で4回くらい、一般知識は2回転ほど、テキスト読みも一般知識が2回目の途中、それ以外は2回転と、教材をこなすことで終わりました。9月の終わり頃からLECで安く買った答練を繰り返すことに時間をかけ過ぎたようにも思いました。

平成22年度試験に向けて使用した教材
 ○突破塾 全科目、記述式問題集(21年度版+バージョンアップ)
 ○肢別過去問
 ○公務員用ウォーク問(憲法、民法、行政法)
 ○LEC科目別答練(全科目、21年度)○模試(LECトライアル、プレ、TAC公開模試、伊藤塾中間模試、最終模試)

   22年度試験に向けて、勉強に割いた時間は一番多い年でした。とにかくテキストの読み込みとCD聴きをしようと決めてました。目で見て分かるようにA4用紙に科目ごとに□を書いて、1回転するごとに塗り潰して確認してました。昨年買っただけで使わなかった公務員用ウォーク問も、LEC科目別答練も前年の模試も、とにかく全てするぞ!と意気込んで、盛り沢山な1年でした。とにかく回転数と問題数にこだわっていたように思います。しかしこの年に民法の問題を大量に取り組み、繰り返すことにより、問題のパターン化が出来るようになりました。似たような問題なのに違う、何がどう違うのか? そんな感じで解説やテキストを読んでるうちに整理されていきました。苦手なところも把握して取り組めたし、急に民法が繋がっていくような感覚でした。とにかく大量に問題を解いていましたが、問題の正誤は一肢ごとに理由付けをしていきました。問題自体は正確肢を選べていても、その他の肢で正誤の判断が出来ないものがあったり、理由が曖昧だったり間違っていた場合は△として、間違った問題と一緒に繰り返すようにしました。これは翌年の勉強(23年度)でも実行しました。
   一般知識については、前年は2回転目の途中で本試験日を迎えてしまったこともあり、6月中旬から始めました。ある予備校の模試を受けに行った時に解説講義で、一般知識の勉強について話してくださったのを実行しました。その時は軽くショックを受けました。それは文章理解についてなのですが、私は過去問を一通り解いた後は、公務員用の問題集を毎日2問程度、時間を計ってやっていたのですが、そこで聞いたのは、本試験の文章問題と公務員用の問題とは傾向が違うので、本試験の過去問を全て解いて、3分の2以上正解できるのであれば、逆に公務員用をすると本試験の方ができなくなる可能性があると言われました。そして3分の2から全問正解までにする練習をするのなら、情報系の勉強に時間をかけた方が良いと。単純な私は帰宅後、過去問を全て解き、ちょうど3分の2正解していたので、その後本試験まで文章理解の勉強は一切しませんでした。それでも本試験で2問正解しましたので本当だと身を以って体験することになりました。この年は直前期が近付くにつれ、情報系は過去問と手持ちの模試の問題、条文読み、突破塾テキスト読み、政治経済社会もテキスト読みと模試の問題を繰り返し、繰り返ししました。それは前年の本試験の一般知識は、テキストをしっかりしていれば、かなり得点出来た年でしたし、そして何より、本試験後のとっぱ先生のアドバイスに、もう少し正解数を増やせたでしょうね、とあった事が直前の勉強に繋がったんだと思います。しかし22年度は法令の方が、特に憲法と行政法が悪く、また記述式でも得点出来ず、またもや不合格となりました。この時は本当に悔しかったです。


平成23年度試験に向けて使用した教材
 ○突破塾全科目、記述式問題集(H21年度版+バージョンアップ)
 ○面白いほど理解できる行政法超入門
 ○判例集
 ○合格トレーニング
 ○合格道場(過去問、問題集)
 ○センター試験用問題集
 ○模試(LECトライアル、TAC無料模試、公開模試、伊藤塾中間模試、最終模試)
 ○超速式行政書士合格法
 ○比較認識法で学習革命行政書士一発合格法
 ○成川式合格集中力

   本試験後、予備校の分析などを参考にして、不合格の原因を考えました。勉強とメンタル面。勉強の方は特に行政法が本試験になると得点できないこと。記述式の点数が伸びないこと。メンタル面では、多分自分でも認識できないくらい僅かなところで自分を信じ切れず、その結果「これでいい」と妥協してしまう。それに自分自身が気付いていなかったこと。これを克服しなければ合格はないと思いました。
   そしてまずは行政法から、特に点数が取れない一般法理論の部分から勉強を始めました。図にしたり、理解したことを整理するため書き出してみたりしました。
   4月頃までに法令5科目を1周して、合格道場の問題集も1回転したところで、去年の合格者さんのブログに出会い、参考にすることにしました。そして勉強本を2冊読んでみて、まず過去問と基本的な問題集を徹底しようと思い、合格トレーニングと合格道場の過去問を繰り返ししました。やり方は去年と同様に、誤ってる肢はどこが誤っているかの理由付けをしながらしていき、理解不足のところはテキストに比較認識法を使いながら書き込んでいきました。7月末を目処に100%になるまで何度も繰り返しました。ノートに○×もつけていきました。それと並行して行政法の超入門の本も読んでみました。3回転くらいでしたがコンパクトに纏まっていて読んで良かったです。判例集も読みはじめました。
   そうして予定通り7月末で会社法以外は100%となりましたので、その後は月に1〜2回程、問題を解くスピードアップのため、週末の予定に入れました。1分間で択一1問を解く練習です。私はいつも模試でも本試験でも、とにかく3時間フルにかかって解いていましたから、これは良い練習になりました。過去問だと土日で全問題(20年分法令のみ)をしました。合格トレーニングもスピードアップには法令のみ、1日で解く。これを10月まで続けました。

   8月に入ると曜日で科目を決めて、合格道場の問題集を1か月で全問する予定を立てました。道場の問題集は行政書士用だけでなく、難易度の高めの問題も入っていますので、応用力をつけるためにやりました。月曜日は憲法、火曜日は民法、水曜日は…という風に、平日に法令、土曜日は調整日にして、平日に出来なかったところをしたり、模試を受けたり、スピードアップに充てたり、日曜日は一般知識にも充てました。私は割りと予定はたっぷりと立てる方でしたので、1日の予定が終わらないことの方が多かったです。気をつけていたのは、その日の予定が終わらなかったとしても次の日には持ち込まず、次の日はその日の予定に向かいました。調整日で終わらなくても特に気にせず進めていきました。1か月が終わって、残った問題を9月の1週目に充てましたが、その時にあまり必要でないと思ったら、それはもうせず、次の1か月の予定を立てました。具体的には会社法の問題は出来たところまでで止めました。曜日の予定も、水、木曜あたりは進みが遅くなることが多かったので会社法や地方自治法に変えてみたり、その時その時で一番勉強が進むよう調整しました。

   9月に入ると、テキストや条文読みをメインにして週末に問題をたくさん解いていました。朝と夜に分け、朝は法令、夜は一般知識に充てました。実際には8月に入った頃から、会社でのことで精神的なダメージを受け、食事が取れなくなって急激に痩せてしまい、食事も薬で促していましたから、特に9月は横になっていることが多く、勉強時間がぐっと減りました。10月からは仕事後に毎日図書館で一般知識の勉強をしていましたが、会社でのことが頭から離れず、たった1ページしか読めなかったり、1問しか出来なかったり、なかなか気持ちが切り替わらなかったです。週末でも、会社に2日は行かなくてよいのに、会社のことを考えると心臓がバクバクして集中力が途切れてしまうこともありました。それでも不思議なことに、勉強すること、試験に合格することを諦めることは一度もなかったです。前向きに、とか、そういう感情ではなく、とにかく勉強しよう、勉強しようと、それしか考えられなかったです。壁に貼った言葉を見ながら、合格するんだ、と何度も自分に言い聞かせ、とにかく、勉強に向かいました。不安はなかったと言えば嘘になりますが、勉強することでしか不安は消せないと思って、少ししか進まなくてもとにかく勉強することは諦めずやり続けました。そうしていると、いつしかもう一人の自分がすぐ後ろにいて、「すごいとらわれてるなぁ…今、会社にいてないんだから考えんでもいいのに」と言っているようた感覚になりました。可笑しくなってくるんですよ。そしてまた勉強に向かいました。そんな状態でしたので、予定がクリア出来なくても、これまでのことは考えず、これから先、試験までにしたいことを書き出して、それをすることだけ考えました。予定の微調整をたくさんしました。
   特に10月からは書き出したことの優先順位をつけて、終わったら線で消していく。また調整して終わったら消す、の繰り返しでした。判例集も読んでいたのですが、さすがに判例集を読むための時間を作る余裕はなかったので、10月からはトイレに置きっぱなしにしておいて、入るたびに1〜5つくらい読みました。読み出すと結構集中すりもので、ちょっとした隙間の時間って日常に割りとあるものだと思いました。お風呂でも読みましたが、疲れてると眠くなったりしますし、トイレは意外な勉強時間になりました。

   11月は幸いなことに、試験までの出勤が引き継ぎのための3日程で、9日間、纏まった時間が取れたのは大きかったと思います。11月用にまた、試験までにやっておきたいことを書き出して予定を立てました。その頃は毎日勉強に向かえることがありがたくてたまらなかったです。11月に入ってすぐ、模試の択一は法令、一般知識共に全部と、過去問は行政法、地方自治法、民法、一般知識(情報系のみ)を再度解き、△と×問題を把握して、合格道場の問題集はここから再度全問題をするには時間的に余裕がなかったのでノートを見直してレベル1〜3までで△と×の問題を把握し、試験までに間違いがなくなるまで繰り返しました。当然よく間違う問題は何度か解説も読むので、最後には読む前に解説が頭に浮かび、ああそうだったと思いました。その際、自分が間違いやすいなと思ったところは紙に書き出しておきました。問題をするのと並行して、10月までで終わらなかったテキスト読みも続けました。憲法が少しと民法を読みました。条文読みは10月からずっと日替わりで読んでいましたが、民法は直前1週間は特に債権を総論と各論に分けて2日連続して読み、相続は1度通読しました。個人情報保護法も読みましたが、10月に図書館で毎日少しずつ読んでいましたから直前期には通読は1度だけでした。その変わりに行政機関個人情報保護法や情報公開法との共通点や違いなどを模試や過去問の問題などを通して見るようにしました。
   予備校で模試を受けたときに貰った小冊子がコンパクトに纏まっていたので、それは活用しました。そしてH19年度、21年度、22年度の本試験を13時から解くこともしました。20年度がないのは、問題冊子にボールペンでチェックを入れており、それを修正ペンで消していたので答が分かってしまうからで、特に意味はないです。
   記述の対策は、これまであまり重点を置いてなかったのですが、さすがに点数も取れてなかったですし、対策が必要だと思っていました。ブログなどで知り合った合格者さんたちのされていたことに共通点があり、それは皆さん(といっても10人未満ですが)必ず書き出していたことです。それも試験直前まで書き続けていたとのことで、数は少なくても聞いた方が皆さんそうされていたのだから、これはしない手はないだろう!と、超直前ではありましたが、私も書きまくりました。使ったのは突破塾の記述式問題集とその年に受けた模試の問題です。書いた時に文章を読むこともしました。頭と耳と手を使って覚えていきました。これが役立ったのかどうかは不明ですが、21年度と23年度は択一の合計点が全く同じで、21年度は記述で点数が取れず不合格で、今回は合格となりましたからやって良かったです。
   試験前日は1日机に向かっていました。食事しながらも何か読んでいたりしました。実は記述の問題も残り40問あり、終わるまでやっていましたし、合格トレーニングの解説で読んでおきたいところも付箋を貼っていたのでそこも読んで、予備校講師さん方のブログで見た、気になる判例なども目を通して、とにかく最後の最後まで諦めずにやり続けました。もう「合格したい!」その気持ちしかなかったです。お尻が痛くなって最後は立って読んでいたりも(笑)。

   前日遅くまで起きていたにも関わらず、当日も早くに目が覚めました。家でも会場でも試験直前までもずっと書き出した紙を読みました。途中で貰った予備校の予想論点などもさっと目を通しました。自分の席を確認したら、30分前まで外で読みました。直前にチョコレートを食べて頭に栄養です(笑)。そして試験開始。模試で練習した問題を解く順番通りに進めていきましたが、行政法で思わぬ時間を使ってしまい、民法では個数問題など2問飛ばしたりして、最後まで集中しました。記述で諦めない!と解いていましたが、やはり本試験、時間との戦いでもありましたし、ミスもしてしまいました。
   試験が終わった直後は手応え感がなく、帰る気にもならず、そのまま大学で予備校のチラシを真面目に読みふけっていました。自己採点の結果、記述で30点が必要で、ミスもあり自信はありませんでしたから、早々に次に向けて勉強を開始していました。実は予備校の講座にも申し込んでいました。もう指導を直接受けるしかないと思っていました。だから合格発表で自分の番号があることにびっくりして信じられず、大阪府庁まで見に行ってしまいました。

   私にとって合格はサプライズでした。本当にラッキーだったと思います。それと同時に、初めてとっぱ先生が言われていた「気持ちで負けない」「諦めずにやり続ける」ことの意味が分かったように感じました。私は5回目でやっと合格できましたが、4回目までの気持ちのままだったらきっと今回も合格できなかっただろうと思います。それだけ私にとって合格に必要だったのだと思います。それを乗り越えるために起こった様々な出来事だったように今は思えてなりません。同時に、食事が取れずに痩せていく私を心配して一緒に食事をしてくれた母や、言葉は少なくても見守ってくれた弟夫婦、そして会社でのことを心配して気にかけてくれた沢山の方々に感謝の気持ちで一杯です。支えられ勉強に向かえたことを決して忘れず、これからの目標に向かっていきたいです。

   行政書士としての道はやっとスタート地点ですが、試験合格は、それまで挫折ばかりだった私の人生にとって大きなものとなりました。この気持ち、何とも言えないこの気持ち良さ。とても嬉しいです。そして突破塾との出会い。私は突破塾の通信講座が大好きで、とても信頼していました。これで合格するんだと強い気持ちがありました。突破塾生として合格体験記を書けること、とても嬉しく思っています。毎年合格体験記を読んではいつか自分もこの中に入りたい!と思っていました。ぎりぎりで合格出来た私の体験記が参考になるのか分かりませんが、どんな人でも合格に必要なことがそれぞれにあると思うのです。自分を知り、試験を知り、自分にとって合格に必要なことに向かうこと。それを越えられた時、現実となって現れるのではないかと思います。合格を目指す方々に、是非掴みとって欲しいと願っています。
    最後になりましたが突破塾の皆さま、本当にありがとうございました。突破塾で勉強が出来て本当に良かったです。これからも今の気持ちを忘れず、行政書士として役立てるよう頑張ります。

   長い文章を読んでいただいて、ありがとうございました。

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