平成19年度行政書士試験合格者
M・S様(大阪府)
私はこの度3回目の受験で何とか行政書士試験の合格を果たしました。
私が行政書士試験を受けるきっかけになったのが平成17年3月に某法律事務所の面接を受けたときでした。
弁護士の先生から「ウチに来ても君が将来、女房子供をもった時に食わしてやれるだけの給料を与えることはできない。行政書士でも目指してみたらどうだ」と言われ、当時行政書士の事をほとんど知らなかった私は行政書士で開業もできるらしいというのを知り勉強をスタートさせました。
1年目:大学は法学部だったので独学でも大丈夫だろうと独学で行政書士試験の勉強をスタートしました。うかるぞ行政書士(週間住宅新聞社)を基本書とし、六法と過去問、さらにLECの総合答練や早稲田セミナーの模試を受け行政書士試験本番を迎えました。
結果は2問足りず80点で不合格となりました。合格率は2、62%。例えるなら高校受験の勉強をしてきたのに本番で出てきた問題が大学受験の問題だったみたいな年でした。
行政書士試験の会場から自宅に帰って親にこんな試験誰が受かんねんと愚痴ってしまいました。
2年目:平成17年度行政書士試験の難しさを考え、またこの年から新試験に変わりより広く深く勉強しなければ合格しないと思い、大手予備校のパンフレットを見たりしていました。しかしどこも20~30万円という高い受講料だったため、受講するかどうか迷っていました。その時、たまたまネットの掲示板で突破塾というのが話題になっていてそこで初めて突破塾を知りました。受講料も安価だったため、まずお試しセットを購入し聴いてみると、とても聴きやすく直感でこれなら途中で投げ出さずに勉強できると思い、すぐに一括コースを購入しました。
ただこの年大きなミスを犯してしまいました。それは司法試験や司法書士試験、国家公務員I種の問題に手を出してしまい問題集が消化不良となり、突破塾のCDも全て聴き終わらず行政書士試験の日を迎えてしまいました。結果は法令択一足切りという最悪の結果でした。
3年目:2年目の反省を生かし、司法試験などの問題集には手を出さず、以下の教材を選びました。
・突破塾のテキスト、CD、記述問題集
・行政書士過去問マスターDX(東京法経学院出版)~業務法令上と下・一般知識~
・LECの公務員用ウォーク問~憲法・民法・行政法・文章理解・社会科学~
・今年こそ行政書士合格問題集(自由国民社)~公法編・私法編・一般知識編~
・即効の時事実践トレーニング編(実務教育出版)
・LECの総合答練と模試
・行政書士試験専用六法
これらの教材を使いこなし、何とか行政書士試験の合格を果たしました。
学習スタイル:私は突破塾から届いたテキストをすべてコピーし、右端に穴をあけ、大きなファイルに挟んで使いました。左側のページにテキスト、右側のページは空白になるようにし、とっぱ先生の話されたことをできるだけ右側のページに書き込みました。
問題集は1肢解くごとにテキストの該当箇所に戻って赤の蛍光ペンを引きました。テキストに載っていない場合は余白に書き込んだり縮小コピーして貼り付けました。
こうしておくことでよく問われやすいところがわかり、テキストを読み込むことで自然と力がついてきます。
もちろん答練や模試も1肢ごとにテキストの該当箇所に戻って赤の蛍光ペンを引きました。
そして記述対策としては突破塾の記述問題集の解答部分をテキストの該当箇所に戻って濃い緑のペンで塗りました。また記述問題集の解答部分も濃い緑のペンで塗り、赤下敷をかぶせて書く練習もしました。
さらに9月の中頃からよく間違える箇所や覚えにくい箇所を間違いノートに書き出しました。
あわせて憲法、個人情報保護法の条文の読み込みも行いました。その際、自分の声でテープに録音して聞きながら行うと効率が良いと思います。今後は記述対策のため民法や行政法においてテキストや問題集、答練、模試で出てきた条文を逐一チェックして、チェックした条文を行政書士試験の直前期に読み込むのも良い対策になると思います。
直前期は特に配点の高い行政法、民法を中心にテキストを徹底的に読み込み、そして最後の三日間はテキストの赤の蛍光ペンを引いた箇所だけを読み込み、行政書士試験の日を迎えました。
行政書士試験当日は間違いノートと六法だけを持って試験会場に行きました。もうこれだけ勉強したのだから大丈夫だと自分に言い聞かせて、試験に臨みました。
司法試験並みの法令択一に屈しそうになり、記述で戦意喪失しそうになりながらも時間いっぱい戦いました。
それから約3ヶ月間、不安な気持ちで日々を過ごしましたが、1月28日無事合格しました。自分の番号を見つけた瞬間、3年間の苦労が走馬灯のように駆け巡り涙が込み上げてきました。
最後に…親父、オカン、兄貴、ミユコ、親戚、友人みんなに感謝。ほんまありがとう。
そしてとっぱ先生、スタッフのみなさん、お世話になりました。この3年間の経験を今後の人生に生かしていきたいと思います。