平成23年度行政書士試験合格者
受験番号2311337
N・A様(千葉県)
●自己紹介
最終学歴は高卒です。学生時代は勉強嫌いで私が通える地域にあった公立高校の中では偏差値が下から2番目の高校をギリギリで卒業しました。(危うく留年です)
卒業後は調理師を目指し4年程度就業しましたが、勤務条件があまりに過酷で断念。その後、営業職を2年程度行うも未来に不安を感じ介護業界へ転職。
現場を5年経験後、ケアマネジャーの試験をパス(※1)し現在ケアマネジャーとして勤務しています。
仕事をしていく中で、民法の権利擁護や契約、委任事務や不法行為に関する知識を問われる場面があり、法律に興味を持ち始め、21年春から勉強を始めました。
※1)ケアマネジャーの試験は介護業界では難関試験として扱われています。私が受けた年は20%の合格率でしたが、決して難しい試験ではありませんでした
●過去の成績
■21年の行政書士試験は今思えば完全に甘くみていました。(それでもケアマネジャーの試験に比べ倍以上の時間と労力を消費しています)。
しかし、受験後に勉強する姿勢や方法を考えさせられたきっかけになり、私には無くてはならない期間だったと思います。
総勉強期間は4月~11月で月20時間~70時間程度の勉強量でした(おそらく300時間程度でしょう)。市販の書物のみで挑戦した年です。
158点でした。(記述4点、一般40点)
▲この頃の勉強で活用していたもの
テキスト)楽学行政書士(住宅新報社)
うかる行政書士総合テキスト(伊藤塾)←良本でした。
行政書士40字記述式(コンデックス情報研究所)
行政書士用六法(どこの出版社か忘れました)
はじめての行政法(有斐閣アルマ)←優良本でした。
大学受験らくらくブック「政治経済」「現代社会」(まんが)←良本でした。
問題集) うかる行政書士総合問題集(伊藤塾)←良本でした。
らくらく行政書士の一般知識○×チェック(週刊住宅新聞社)←良本でした。
市販の模試(どこの出版社か忘れました)
市販の教材で簡単なものから初めていきました。 同じテキストを何度も繰り返す根性がなく、読み終わったら別の(少し難易度の高い)テキストを読みました。伊藤塾のテキストを活用する際には総合問題集がリンクされていたので、テキスト→問題集→テキストと読み解き進めました。
お風呂で読む本(はじめての行政法)、寝る前にベットで読む本(大学受験らくらくブック)、仕事の昼休み(○×チェック)などと分けて読み進めていました。
時間が無かったので、六法はほとんど開かず、テキストと問題集を読み進めましたが、受験後、択一と記述対策に条文の読み込み(六法)の大切さを痛感しました。
■22年の行政書士試験は21年の試験に比べ、極端に難易度があがったように感じました。市販の書物に合わせ、予備校(LEC)の答練と模試を受講しました。総勉強期間は、2月~11月で月50時間~100時間程度の勉強量でした(おそらく700時間程度でしょう)。7月からは答練と模試を中心に勉強しましたが、成績は130点~170点程度で一度も合格点を超えませんでした。会場の雰囲気や時間配分、問題の難易度は本試験に近いものを感じました。市販の書物と予備校の答練模試を組み合わせて挑戦した年です。
150点でした。(記述30点、一般28点)
▲この頃の勉強で活用していたもの
テキスト)21年の物)
うかる行政書士総合テキスト(伊藤塾)←良本でした。
はじめての行政法(有斐閣アルマ)←優良本でした。
22年の物)
加藤晋介の民法入門←私には難しかったです。
伊藤真 論点別ステップアップシリーズ「民法」「憲法」←優良本でした。
行政書士講義生中継「商法・会社法」←優良本でした。
行政書士試験六法(Wセミナー)←良本でした。
ゴロゴ板野の現代文解法←良本でした。
問題集) 22年の物)
うかる行政書士総合問題集(伊藤塾)←良本でした。
success行政書士過去問一般知識(Wセミナー)
一発合格行政書士記述式トレーニング問題集民法、行政法(資格の大原)←優良本でした。
LEC 答練6回分か8回分(どっちか忘れました)
LEC 模試4回分
テキストを読むというより、問題をこなす事を意識して取り組みました。六法は真剣に読むというより、音読しているに近く、重要条文が何なのか、条文が何を言わんとしているのか理解もせず流し読む感覚でした。これは後に言う条文の読み込みとは違います。当然、力になっていません。ただし、ここで活用した六法は択一の問題が条文にリンクして記載されており、これは役に立ちました。記述対策に大原のトレーニング問題集を活用しました。これは良いです。少しずつ力が付いていくのを感じながら勉強を進めていた年でした。答練や模試では合格点に達しなかったものの、復習も一通り行い、21年とは別次元の実力を手に入れている気になっていました。
しかし、結果は散々でした。今思えば、基礎力が全く足りていません。これは理解を意識した勉強ができていなかったためです。試験後は独学では不可能(極端な遠回り)であると感じ、何をすれば合格できるのか?と考えながら、予備校や通信講座を探すようになりました。
●突破塾を選んだ理由
しっかりとしたカリキュラムが準備されているか?何度も繰返し使える講座か? という点を意識して探しました。大地震や仕事、家庭の事情で4月ごろまで勉強を開始できず、予備校は今回だめだったら受講するという結論に至りました。
●突破塾通信講座を活用して行なった勉強方法
■勉強スケジュールの書出し
「1000時間勉強する!」と具体的(抽象的?)に目標を立て、月に何時間、週に何時間、一日何時間・・・とカリキュラムを細かく落とし込んでいきました。
具体的なスケジュールは、月2時間
火 休み
水2時間
木2時間
金 休み
土4時間(予備日)
日 休み
とし、試験が近づくにつれ、だんだんと火・金・日曜日も勉強に費やすようにしていきました。
土曜日に4時間といっても、月~金の間でこなしきれなかったカリキュラムを行う為の予備に当てるようにし、事前に「予備日」を作っていました。
上記のスケジュールとは別に、通勤(各1時間)でカリキュラムを復習するようにしていました。
初めから2倍速で聞いていたため、少し位であれば巻き戻し聴き直しながらでも、片道通勤時間に1CD分が収まる内容でした。
倍速へ処理するのは面倒でしたが、繰返し聞くのには効果的でした。
こなしたカリキュラムをチェックするのが楽しみのひとつでもありました。
■六法と問題集へ移行
一通り突破塾の通信講座で勉強した後、問題集や突破塾通信講座で重要と思われる部分や覚えられない部分を六法に書き写しました。書き込むことで知識の整理ができました。
■メールで送られてくる記述式問題集
突破塾から7月~8月にかけてメールで送られてくる記述問題集は大変勉強になります。量が多いのでこなすのが大変でした。
■記述対策、一般知識対策
突破塾のカリキュラムだけで問題ないと思います。あとは過去問を解きまくるだけで大丈夫です。
●突破塾通信講座と併用して活用した教材
■伊藤真が選んた短答式一問一答1000 行政法(伊藤塾)
仕事の昼食時に活用しました。行政法だけで1000問です。優良本です。
■行政書士過去問セレクト(法学書院)
伊藤塾の総合問題集は見れば分かるようになってしまっていたので、別の問題集に変えました。
過去問を別の視点から見ることができて勉強になりました。良本です。
■ユーキャンの行政書士一問一答集(ユーキャン)
仕事の昼食時に活用しました。全ての科目で1000問です。良本です。
■LEC 模試4回分
自分の実力を図るのにも、試験傾向や最新の一般知識対策にも絶対行うべきです。
■マスター六法文字が大きくて、スペースがしっかりあり書き込みがしやすかったです。
■一発合格行政書士記述式トレーニング問題集民法、行政法(資格の大原)2010年分
前年に活用した問題集ですが、絶大な効果を発揮したのでもう一回読み直しました。
●総括
突破塾通信講座の完成度は非常に高いと思います。というのは、それまでの2回分の試験で勉強した内容より濃い内容を短期間で学べたと感じているからです。
独学(市販の教材のみ)でも、いつかは合格できると思いますが、初学者には難しいと思います。遠回りです。
私は3回も受験してしまいましたが、この通信講座に出会えていなければ更に何度も不合格だったと思います。
講義を繰返し聞くことと、重要条文の読み込み(丁寧なことに、重要条文は通信講座で取り上げてくれています。)、条文に沿った知識の肉付けと過去問対策が最も大切であると断言できます。
本試験では緊張(3度目でも緊張します)から焦ってしまい、落ち着いて解けば簡単に正解にたどり着ける問題も落としていました。
それでも合格しました。そんな状況でも合格できるほどの実力がついていたのだと思っています。
これから行政書士試験を受験される皆様、何度も受験されている皆様、諦めずに、自分に負けずに頑張って下さい。
難しい試験ですが、突破塾通信講座を信じて「計画的」に勉強すれば合格の栄冠を手にすることができると思います。
突破先生、スタッフの皆様には質問などにも丁寧に答えて頂きました。
心から感謝しています。ありがとうございました。