平成21年度行政書士試験合格者 受験番号5320495
ア山 和彦 様(大阪府)

〈はじめに〉

 私は3回目の受験で合格しました。その概略を記すと、1回目は平成16年度の一般教養で足切りに遭いました。2回目は平成20年度で、法令等科目が合格基準点に遥かに及ばず惨敗の結果でした。ようやく3回目の平成21年度の試験で、記述式を除いても合格点に達する点数で念願の行政書士試験に受かることができました。

 1回目と2回目との間に3年のブランクがあります。また以降に書きます経緯のため、受験生の皆さんに参考になるかどうかは疑問ですが、あくまでも一つの例として読んでください。

〈行政書士を目指すきっかけ〉

 私は大学を出てからずっとサラリーマンをやっていましたが、あるとき仕事に対して行き詰ってしまいました。はっきり言って逃げ出したかったのです。そんな中で俗に言う資格取得で打開を図ろうと考えました。そこで資格ガイドを読み、とりあえず色々な資格をピックアップしました。「司法書士」「行政書士」「土地家屋調査士」「税理士」「不動産鑑定士」「社会保険労務士」「弁理士」「海事代理士」「通関士」「測量士」etc

 その中から当時は一番簡単に取れるだろうと「行政書士」を選びました。あまりにも安直な考え方でした。行政書士は世間に言われている程簡単な試験ではないことをその後知ることになります。

 私の行政書士を目指すきっかけはっきり言って現実逃避です。動機が甚だ不純です。受験生の方は私みたいな動機ではなく、しっかりとした動機付けを最初の段階でしてください。そして行政書士試験に臨んでください。その方が絶対早く合格できます。

〈突破塾に出会うまで〉

 まずは私が突破塾に出会うまでの事を書きます。

 最初はDAI−Xの講義ビデオが付いた通信教育です。時期は平成16年の4月です。その頃はまだ法令科目数も多く、また一般科目も範囲が明確ではなく、あまりの講義テキストの膨大さに呆然としました。また法律は全くの素人ですのでテキストに書いてあることは全然理解できませんでした。憲法を少し、漢字を少し、それだけでやる気が失せてしまいました。

 これではいけない、何か初心者向けに書かれた本を探さねばと、書店に向かいました。そこで見つけたのが、LECの『出る順 行政書士 初歩の初歩』という本です。この本は全くの超初心者向けでしたが、当時の私としてはバイブルというべき物でした。その証拠に何回も本を開いて読んだため背割れを起こしてしまいました。

 全くの初心者の方が、そういった纏まった教材(突破塾のも含めて)を見ても絶対に気後れしてしまうので、まずは何でも良いので入門書を1冊読んでから、教材に取り組んだ方が良いです。これはお勧めします。

 しかし、私はあろう事かここでミスを犯してしまいます。途中で教材を代えてしまったのです。前述のLECの本があまりに分かり易かったので、DAI−Xを止めて、LECの市販本を基本テキストとして採用してしまったのです。もったいない話ですが、DAI−Xのビデオは一度も回していません。

 当時は甘い考え方でしたのでLECの基本書を読むことだけしかしませんでした。つまりインプットだけをして、アウトプットをしなかったのです。過去問すらしていません。こんな状態でしたので第1回目の受験は、試験問題を見ても「難しい」ではなく、「わかりません」状態でした。そして当然の如く一般教養で足切に遭い、法令は見るも無残な姿でした。

 しかし、試験を受けた後(試験会場ですでに)考えたことは、しっかり勉強した人にとっては簡単な問題だったなんだろうなと、来年こそはしっかりと勉強して挑もうと考えました。

 ちょうど転職をした機に平成17年度に向けて、前年でお世話になったLECで今度は通学で試験準備をしようと、年が改まる前に申し込みをしました。しかし、職が変わったことで時間が取れると思っていたのですが、思うように時間確保が難しくなったので入学する前に受講をキャンセルしました。また転職した先でも仕事がうまくいかず、再び職場を変わりました。

 その後は独学で頑張ろうと思いました。突破塾に出会うまで毎年、市販の基本書、行政書士試験用六法、過去問問題集を買い続けました。しかしこの間は気分的にイマイチ乗らずテキストをパラパラ見るだけでした。受験もしていませんが、この期間はかなりの行政書士関係の本を買いました。実際行政書士として開業されている方の実務話を読むにつれ、徐々に行政書士の魅力に取り付かれていきました。「どうしても行政書士になりたい、その仕事がしたい、困っている人を助けたい」この空白期間はモチベーションを高める時でした。

〈突破塾その1〉

 もっと真面目に取り組まなければいけないと思い、あるサイトで突破塾はいいですよ、みたいなことが書いてありました。それならと平成18年12月にお試しセットを購入しました。CDを実際に聞いてみると、すごくわかりやすく、その月には通信講座一括セットを申し込みました。平成19年度はろくに勉強もせず、また都合で受験しませんでした。

〈突破塾その2〉

 平成20年9月に三度会社を辞め、試験まで残り一ヶ月半という時期に土日を除いて毎日図書館に通い、憲法から一般知識まで講義を聴き、テキストを見るということを繰り返しました。平成20年度の試験は前述どおり、法令等科目が合格基準点に遥かに及びませんでした。平成21年2月に再就職するまで図書館で講義を聴きまくりました。このときの勉強が21年度の試験の基礎になりました。

〈突破塾その3〉

 4回目の就職先でもうまいこといかず、悶々とする日が過ぎました。そこで思い切って行政書士の試験に集中しようと6月末に会社を退職しました。

 そこからまた土日を除く毎日図書館に通いました。以下参考のため何らか使用した教材を列記します。

【基本教材】

突破塾2007年度版、2008・2009バージョンアップ教材

【六法】

ポケット六法平成21年度版(有斐閣)

【過去問題集】

過去問マスターDX 1.業務法令(上) 2.業務法令(下)・一般知識(東京法令学院)
Success肢別過去問集(早稲田経営出版)

【公務員問題集】

新スーパー過去問ゼミ 憲法・行政法・民法T・民法U・社会科学(実務教育出版)
過去問DASH!文章理解(TAC出版)

【その他問題集】

要点演習 地方自治法(公職研)
公認会計士試験 会社法 早まくり肢別過去問集(TAC出版)
個人情報保護士試験 公式テキスト(日本能率協会マネジメントセンター)

【予想問題集】

ラストスパート行政書士予想問題集(TAC出版)
うかるぞ行政書士予想問題集(週刊住宅新報社)
出る順行政書士直前予想模試(LEC)

【記述式問題集】

突破塾問題集(憲法・民法・行政法・その他法令)
一発合格行政書士 記述問題集(TAC出版)

【その他】

ゴロゴ板野の現代文解法565パターン集(アルス工房/星雲社)

 上記の教材のほとんどはとっぱ先生や突破塾の掲示板で推薦されたものです。ただ一つとっぱ先生に逆らったものがあります。それは六法です。六法は行政書士試験用を薦められていますが、どうも私には使い勝手がよくないので、上記の六法を買いました。勉強に疲れたときはよく行政書士試験には関係がない、刑法とか刑事訴訟法とか、サンフランシスコ平和条約とかを読んで気を紛らわせていました。(基礎法学や一般知識に役に立つかな?) 以下に勉強をするにあたりしたこと、気をつけたことを箇条書きにします。

・CDはできれば携帯のデジタルプレイヤーに落とし込んだ方がいいです。これならどこでも聴けますし、落とし込むときにデータを圧縮しますので多分標準の速度で4GB、2倍速で2GBの容量があれば一つの物に持ち運びができ便利です。余ったところには好きな音楽を入れたりして疲れたら、それを聴いて気分転換になります。

・講義で「ここ覚えておきましょう」と言われたところも忘れずにチェックしてください。意外と聴き落としてしまいます。

・慣れてきたらスピードを標準から2倍速にして聴くと時間の節約になって良いです。これ以上のスピードは逆に聴き取りにくいように思います。

・過去問は必ずやりましょう。過去問が今後全ての問題を解く基本になります。間違えたところは必ずチェックを入れ、何故間違えたのか、テキスト・六法で確かめてください。回転数は何回が良いのかわかりませんが、私は3回転させました。100%理解できなくても90%以上理解できれば次の段階に進んでも良いと思います。また過去問の視点を変える意味で肢別問題集も有用です。

・過去問後の発展問題はやはり公務員試験用の問題集がベストだと思います。中には他資格の問題集をされる方もおられるようですが、あまり手を広げない方が賢いやり方で公務員試験用を何回も解きまくる方が遥かに力を養えます。これも回転数は定かではありませんが、私は5回転させました。理解は7割〜8割ぐらいで合格点に達する力になるのではないでしょうか。

・法令科目はまんべんなく点数を取れるようになるのが良い。捨て科目を作らないようにしてください。捨て科目にして良いのは一般知識の経済だけ? 行政法は力を入れれば入れるほど得意科目なっていきます。地方自治法も結構単純に覚えるだけなので得点しやすのでは。

・一般知識は突破塾の通信講座だけで十分だと思います。特に新聞を読むとか公務員用の時事問題集とかに手を出す必要はないです。

・文章理解は問題を解きまくりましょう。問題集は大学受験用より行政書士試験と良く似た問題形式の公務員用がお勧めです。一般に問題集の問題には書き込みをするなといわれますが、文章理解の問題だけは別です。どんどん線やら○で汚しましょう。

・記述問題の基礎にはテキストの読み込みや択一問題があるのでそれを先にしましょう。記述問題を解くとき、答えを書く用紙は升目が印刷されている原稿用紙を使うと文字数のカウントに便利です。

・問題集に書いてあってテキストに書いていないことは、テキストに書き移しましょう。(判例等)全ての情報をテキストに集中することで別途サブノートを作る必要はないです。

・時間的に余裕のある人は図書館で勉強するのが一番です。図書館では他の資格を目指しておられる方が結構見受けられます。たまに行政書士を目指す方にも出会います。声は掛けませんが、「お互い頑張りましょう」と心の中で励ましあいます。

〈試験当日のこと〉

 とっぱ先生からメールで頂いた「受験生の皆様へ」をプリントアウトし、これを試験会場の席についてから何回も目を皿にして読みました。これを心に留めて試験に臨みました。

 そして、絶対来年は試験監督官の立場で試験会場に行くぞと、大それたことを考えながら試験問題を解いていました。

〈最後に〉

 すごく回り道をして行政書士に試験に受かり、行政書士への切符を手に入れることができました。思うに突破塾に出会わなければ正直どうなっていたかわかりません。

 受験生のみなさん、突破塾の通信講座と、とっぱ先生を信じれば必ず合格できます。

 最後に突破塾のみなさん、本当にありがとうございました。

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