行政書士試験突破塾

平成19年度行政書士試験合格者
ともひろ様(三重県)

 4回目で行政書士試験に合格した私の体験を書かせて頂きます。

 私の行政書士試験の受験動機はただお金持ちになりたい、名誉を得たい、というものからはじまりました。ですから行政書士がどんなものなのかハッキリ分からず、ただ某雑誌の資格講座の宣伝を見てなんとなく始まった。それが私の行政書士試験の勉強の始まりです。

当時を振り返りますと、「このままの自分じゃだめだ、何かをしなければ」と脅迫観念のようなものがありました。いままでろくに勉強をしてこなかった私はその脅迫観念に支えられ毎日机に向かっていました。ただそれは今から思えば効率的とは言いがたく、勉強することによって自分を納得させる、そういったものでした。机に向かっていただけの自分は1回目、2回目の行政書士試験は当然不合格となりました。

 「このままではいけない、何がだめで行政書士試験に落ちたのか?どのような勉強方法が効率がいいのか?」やっとそこに重きを置くようになったのは2回落ちた後でした。行政書士の試験問題を見直し自分はどこが得意でどこが苦手なのかを検討することにしました。するとかなりの偏りが見えてきました。教材もこれでいいのかと探していた私は突破塾のホームページに辿りつきます。そこでの受講生たちの質問のレベルの高さと、その質問に真摯に答える先生を見て突破塾でがんばって行こうと決めました。

 講義を耳で聞くことで記憶の定着も良くなりましたし、何より「楽しい」と思えました。そう思える自分に喜びを感じたことを今でも憶えています。そして3回目の行政書士試験に臨み、不合格とはなってしまいましたが得点が大幅にアップしていました。もう一年やれば確実に合格できるとそのとき思いました。

 4回目の行政書士試験の勉強は何をしたら良いかという疑問は私にはありませんでした。講義で聞いた内容の範囲を過去問ダッシュでひたすら説く。間違ったところには×を付けておく。どのような考えで間違えたのか書き込んでおく。そして間違った問題はもう一周させた時に重点的にやる。これを繰り返し、結局、過去問ダッシュは5回ほど繰り返しました。そして勉強以外でも心掛けたのが普段の生活の中で法律を意識することでした。そして疑問に感じたことは調べてみることにしました。そうやって調べた知識は鮮明に憶えています。例えば「車をローンで買ったのになぜ所有権が移転しないのだろう。」など意識してみることです。コンビニでも「あっ今、特定して危険負担が俺に移ったな」とか郵便が不在で受け取れなくても「受け取りは義務じゃないんだぜい」など毎日考えていました。私の場合、日常で法律を意識しなかったら多分不合格になっていたことだと思います。そうしてあっという間に行政書士試験が近づいてきました。

 4回目の行政書士試験日の前日は、いままでになく十分な睡眠時間をとることができました。4回目ということもありますが、十分な準備ができたと自分で思えたからだったと思います。行政書士試験の会場では1,2回目のような[どいつもこいつも賢く見える症候群]は治っていました。他を気にするというよりは自分に集中していました。試験開始の合図、お守りズボンのをポッケに入れ戦闘モードです。少し考えても分からないところは全部説いたあとで説く作戦を実行しました。すると少し考えても分からないところが出てきてあせりましたが、あまりにも集中しすぎていて思考能力が低下したために分からなかった問題が多くありました。「こんな問題、家で解いていれば簡単」と思えるような問題でも行政書士試験開始直後の私には解くことができないのです。ですから私の場合は分からないところはとばしておき、落ち着いた頃に解くことで何とか合格点を稼げたのかなと思います。そうしてやり遂げた充実感を胸に家に帰ることができました。そして何とか行政書士試験合格にたどり着くことができました。合格通知を見たときは、うれしさのあまり猫が逃げ出す程の声で「やったーーーーーーー!!」と叫んでしまいました。

 私は何度も投げ出しそうになったことがあります。動機であったお金持ちも、行政書士だけでは難しいらしい。色んな人の意見。様々な情報に私は心砕かれそうになりました。しかし投げ出さなかったのは突破先生のお力と、やってみなければわからないという根性、そして当初の動機よりは目標を達成する充実感を味わいたいという感情に移行していったからです。様々な目的の人が様々な理由のもとに行政書士の資格取得を目指されているのだと思います。受験生の方は跳ね返されても跳ね返されても負けずに頑張ってください。合格によって得るものは行政書士資格だけではありません。きっと見える景色は今と違うはずです。

 私は今後社会保険労務士の勉強を始めるつもりです。ですからまだ私も受験生で偉そうなことはいえないのですが何かの参考になれば幸いです。

 突破先生はじめスタッフの方々には本当に感謝しています。ありがとうございました。