平成21年度行政書士試験合格者 受験番号2312379
和田 健志 様(千葉県) 

和田健志さん

【はじめに】
過去、行政書士事務所に勤務していたこともあり、2度ほど行政書士試験を受験しましたが、あえなく玉砕。
その後、行政書士の夢をあきらめ、一般企業に中途入社しましたが、やはり、夢をあきらめきれなかった私は、「若い時に受けてダメだったんだから、もうダメだよ」という嫁を、「落ちたら離婚するから!」と説き伏せ、34歳妻子ありという立場で会社を辞め、正に「泣きの1回」とも言える行政書士試験受験を決めました。

似た境遇の方もそうでない方も、ひょっとすると少しでも参考になることがあればと思い、僭越ながら合格体験記を書かせて頂きます。

【結論】
次項からは、自分の体験をダラダラと書きます。なので、早めに結論を書いておきます。

○ 一度教材を信じると決めたら、試験終了まで信じる。
○ 自分に負けそうな時が勝負時。
○ 試験直前に「やれるだけやった。」の心境になるよう、それまでの過程で必死に勉強する。

【勉強方法】
1.基礎期
突破塾テキスト→Wセミナー「肢別過去問」のサイクルでひたすら繰り返して基礎学力を着けました。わからない、間違えた都度テキストに帰り、確認。ただ、ただそれの繰り返し。

一見地味ですが、これをしっかりやらないと、後から何をやってもダメなので、時間をかけてじっくりみっちりやる方が、後々楽になると思います。

そして憲法・民法・行政法については早い時期に1回転させましょう。その後2~3回繰り返して主要3科目のめどがある程度たってから、会社法(商法)、地方自治法へ。
とっぱ先生も講義の中でお話しされているとおり、憲法・行政法が基礎となって地方自治法、また民法が基礎となって会社法(商法)といった流れができるので、結局はトータルの効率が良いと思います。

そのためには、暇な時間、細切れな時間はとにかく講義を聴く。
個人的には、《聞いたことを忘れてしまってもよいから、とにかく聞きまくる》のがいいと思います。大事なのは《忘れたことに凹まないこと》

凹まずに繰り返し聞くうちに、「あ、次は○○の事例で、△△の論点の話になるな」というのが自然にわかるようになってくると思います。そうすると、「とっぱ先生の話の順序」=「法令の全体の構成」なので、そこから先の細かい論点も自然と頭に入ってくるようになるし、細かい論点を忘れたりしても、テキストに戻って確認する時間が、1回目より2回目、2回目より3回目・・・といった具合にどんどん短くなっていくはずです。

この「どんどん短くなる」を最終的には、試験当日に限りなく「0」に持って行くイメージ、というと、逆に分かりにくいでしょうか(笑)

あと、繰り返し聞く際のスピードですが、自分の理解している部分は2倍くらいのスピードで聞きつつ、聞きながら「あれ?」と思うような、どちらかというと苦手にしている部分は1.5倍くらいにスピードを落として聞くように意識しました。スピードを競うわけではないですが、最終的に試験直前1週間の時点では3倍速〜最高4倍速くらいで全体を回せるようになりました。

「肢別過去問」も2回転〜3回転終えるころから、本試験に準じた5肢択一形式の過去問を解いていました。
使用したのは、突破塾でも推奨されていた、東京法経の「過去問DX」です。これを、1肢ずつ正誤の理由をちゃんと言えるように解いていきます。

「過去問DX」も「肢別過去問」も年度の範囲こそ違えど、同じ行政書士試験の過去問ですから、当然重複した問題が出てきます。しかしながら、両者の解説が微妙に異なっていたりするので、「むむむ?」と思った部分を突破塾のテキストで確認しながら進めていくとよいと思います。

2.応用期
「肢別過去問」「過去問DX」を2〜3回転して、とっぱ先生の講義を途中であまり止めずに速聴で回せるようになった時点で、主要科目の「憲法・民法・行政法」の3科目だけ公務員の過去問集を使用しました。
教材はLECの「ウォーク問過去問 QuickMaster」です。

ここで注意しなければいけないのは、(主に)国Tの過去問などで滅茶苦茶難しい論点・判例には必要以上にはまり込まないことだと思います。公務員試験では、行政書士の勉強ではまったく聞いたことのない判例が出てきます。しかし、そこで「あれも、これも」とすべての判例を覚えていくのでは時間がかかりすぎてしまいます。

なので、そこは「ぐっ!」と我慢し、付属の解説をサラッと読んで、「聞いたことない判例」を「なんとなく聞いたことある判例」にしておく程度で十分だと思います。これだけで、答練などで「聞いたことない判例」でドッキリする数が減少し、他の選択肢との推論で解ける確率が上がるのではないかと思います。要は、「ドッキリさせる」のが目的の選択肢で「ドッキリしない」のが重要なのでは、なんて思います。

公務員試験を目指す人はもっと時間をかけるべきでしょうが、上記のような精度で勉強すると、集中的に公務員用の過去問に取り組んだのは、正味2週間弱程度だったと思います。これだけで、十分に効果があったと思います。

次に答練ですが、これは私自身反省するところでもあります。

その理由は、数を絞らず3社12回(通学8回、通信4回)も受験したため、復習が追い付いていなかった感があります。費用も約6万円もかかってしまいました。今から考えると、自分に合った予備校の答練を2回、違う予備校の直前模試を1〜2回程度で良かったと思います。そして、数を減らすかわりに、この4回の模試は、「本試験のごとく受験する」べきでした。

ただ、3社12回も受験したおかげで、初めの時期には解けなかった「どっきり選択肢」を含む問題が、公務員用の過去問を解くことで正解率が向上するのを体感することはできました。そしてまた、「どっきり選択肢」のみで構成される問題を、いわゆる「捨て問」として無駄に悩むことなく自信を持ってバッサリ捨てることができるようになりました。すると、それによって、それまで「最後の2肢」で悩み、結果間違えてしまったような問題により多くの時間をかけられるようになり、この正答率も上がってくるのを感じました。

答練については、受験生それぞれがいろいろな考えを持たれる部分で、その意見も分かれるところだと思いますが、私の結論としては前述のとおり、「多くても3〜4回程度に絞り、本試験のごとく受験する」だと思います。

最後に、多少学習期間の順序が前後してしまうのですが、記述式の勉強についてです。

記述式については、ただひたすらに突破塾の問題集を回し、それ以外には答練のものを解きなおす程度でした。というよりも、突破塾の記述式のボリュームは凄まじいので、他の教材に手を出す余裕はなかったというのが正直なところです。
しかしながら、突破塾の記述問題集はボリュームもさることながら、出題順序がテキスト本論編とリンクしており、知識があやふやな箇所は、間違いなく記述も解けないので、結果テキストに戻って確認する必要があり、それにより択一の正答率も上がってきます。

テキストで速聴して「ウンウン」とわかる部分でも、「40字程度で説明しろ」といわれると、意外にできないものです。でも、「そこでできない部分」こそが正に「あやふやな部分」であり、「点数が伸びない原因」であり、「試験の結果を左右する部分」なのです。(きっと)なので、突破塾の記述式は、すべて回してこそ、記述式・択一式の両方に大きな効果が出るのだと思います。
あのボリュームを仕上げるのは本当に大変だと思いますが、合格への最後の難所と思って頑張ってください。

3.直前期
私は、家族の理解もあり、非常に恵まれていたのですが、最後の1カ月半は自宅とは別に有料自習室(約2万円)を契約し、直前2週間に至っては、妻の実家から義母に応援に来てもらい、一切の家事を免除してもらい、正に純粋に「勉強漬け」の期間を送ることができました。この年になってこんなに恵まれた環境で受験をできる方は、そうそういないとは思いますが、学生さんなど時間に制約が少ない方には参考になるかもしれないので、直前期の勉強方法も書いておきたいと思います。

自宅から自習室までは、電車で4駅で、徒歩で30分強かかりました。電車賃もかかりますので、とっぱ先生の講義を聴きながら、徒歩で往復しました。

1日の勉強時間は、1か月半前〜2週間前までは朝10時〜夜11時くらい、直前2週間は朝7時〜夜11時くらいまででした。
その内訳は、(答練復習2割、テキスト復習(速聴・記述式)5割、一般知識(※)3割)といった感じです。
そして、家に帰って寝るまでの時間も、布団に寝っ転がりながら、「過去問マスタDX」や一般知識など、なにかしら力尽きるまで勉強していました。

(※)一般知識について
いままで、一般知識の勉強には全く触れずに来てしまいました。
なぜなら、一般知識をなめていた私は、9月ごろまで全く手をつけていませんでした。。。
前回の試験は、こんな私でも56点中44点取れるほど、はっきりいって簡単だったので、結果オーライではありましたが、今後受験される方はやはりしっかりした対策をされる必要があると強く思います。
一般知識の通信講座自体は、前半部分は比較的早くから到着しているので、基礎期から法令の勉強をしつつ、計画的に一般知識についても勉強を進められることを強くおススメします。(って、とっぱ先生もそのように言われていますよね。。。)

結果的には、この直前期の期間に、基礎項目の大切さに思いが至り、ただひたすらにそのあやふやな部分をつぶしたことが合格につながったと思います。

ここまでくると、本当に「気力の勝負」というのを実感します。

そんな中、最後の最後まで支えてくれたのは、とっぱ先生の「負けそうな時こそ、勝負時」という言葉でした。

かっこ悪い話ですが、直前期は本当に、自習室に置いた妻と娘の写真を見ながら「負けんな、おれ。負けんな、おれ。」と何回も自分を励ましました。憲法の判例を夢で見て、何事か叫びながら飛び起きたりと、受験勉強がこんなに苦しいと感じたのも生まれて初めてです。

そして、試験当日も、会場に着いてから開始直前までの間も最後の最後までテキストを開いて「前進」し、「やることはやった。これでダメなら仕方ない。」とある種あきらめにも似た、澄み切った気持ちで受験することができました。

これも合格につながった大きい要因だと思います。

ただ、本当にこの「澄み切った気持ち」になりきれるかどうかは、それまでの努力にかかっているのだと思います。

結果を気にすることなく(これが非常に難しいんですよね。。。)、本当に必死に勉強してみてください。そうすれば自ずと結果は着いてきます。

4.おまけ(今後)
合格体験記を書く!と宣言してから時間がたってしまいました。

言い訳をするわけではないのですが、言い訳を言うと、開業のために事務所を決めたり、開業後にお客様として予約をして頂いている案件の予習(?)や確定申告時期などが重なり時間がかかってしまいました。

そして、去る3月17日には無事、東京都行政書士会に登録の申請を行い、何事もなければ、4月中旬には行政書士として登録される予定です。

これからは、突破塾の門下生の名に恥じることない、とっぱ先生のような知識とハートを持った行政書士を目指して努力していこうと思います。

あと、個人的なことで恐縮ですが、以前一緒に働いていて、前回わずかに合格点に足りず涙を飲んだ後輩H君が、今年捲土重来を期して再受験するとのことなので、ぜひ死ぬほど頑張ってほしいとエールを送りたいと思います。

H君、頑張れ!!超頑張れ!!

34歳までいい加減に生きていたオッサンが一念発起して、嫁さんとの離婚をかけて行政書士試験に挑んだ記録を最後まで読んで頂いた感謝とともに、読んで頂いた方がとっぱ先生を信じて「必死」に努力され、合格の栄冠を勝ち取られることを、心から、本当に心の底から祈っています。

みさなん、頑張れ!!超頑張れ!!

また、最後になりましたが、とっぱ先生をはじめ、突破塾スタッフの方々、嫁さん、娘(いつも勉強ばっかで遊んであげられなくてごめんな!)、家族のみんな、その他支えてくださった多くの皆さんに心より感謝申し上げます。

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